2011年3月に場所を少し引越。恋人灯台が一緒のアングルになりました。 3月10日に基礎を設置いたしました。海峡は、春光に煌めいていました。 まるで鈴のころがる音が、聞こえてくるようでした。
金子みすゞは、一九〇三(明治三十六)年、山口県大津郡仙崎村(今の長門市仙崎)に生まれ、一九三十(昭和五)年、二十七歳の若さで亡くなりました。 下関市では、みすゞ生誕百年を機に、旧秋田商会を出発点、この地を終着点とした、「みすゞ詩の小径」を開設しました。 多くのみなさんに、やさしいみすゞの世界を楽しんでいただけたら幸せです。 みすゞもきっと、買い物で唐戸市場に立ち寄ったことでしょう。このあたりは埋め立てが行われた所で、当時の市場の位置は、少し山の手にありました。 二〇〇三年 八月 下 関 市